KimonoTabi-着物で旅行、着物でワーホリ-

お着物で世界各地へ旅行に行った記録など。2017年8月より、着物でアイルランドへワーキングホリデーに来ています」。

桐箪笥を頂きました!着物収納before→after

こんにちは。しぐです。

念願の桐箪笥をget!

先日、千葉県のあるお宅に、桐箪笥を貰いに行ってきました!

2段・3段・2段と別れていて、積み重ねることの出来るタイプのもの。
いわゆる「整理ダンス」というものです。


お婆さんが、もう不要だということで出品していたものです。
使い込んだ歴史のある素敵なアンティーク品。
古いものなので、背面や引き出しにガタツキや少々の割れがあり、密閉度に難はあります。

ただ、現状の収納もあまりいい状態ではないので、それよりはマシかな…というう具合です。

いつか余裕が出来たら修理に出そうと思います。(状態や職人さんにもよりますが、およそ13万円〜修理していただけるようです。)


不用品売買のサイトで見たものなので、実物の状態を確認してからの取引ができないこと・自力で引き取りに行かねばならないこと(レンタカーを借りて、友人に運転してもらいました)など、不便な点もありました。

しかし利点としては、とにかく安いことです!
不用品の引き取りになるので、一般的に中古家具屋で買うよりも断然安く、今回のように無料で手に入れる事ができる場合もあります。

着物の収納でお困りの方は一度覗いてみてください。
ジモティー 無料の広告掲示板


着物収納before 押入れ×プラケース

収納しきれず、クリーニング屋さんのたとう紙に入れて重ねています。
よく着るものは、裸のままで本畳みして積み重ねています。


ワイシャツを取るときに雪崩になることが多いですが、止むを得ずこの収納です。


夏物や浴衣は、本畳みをさらに二つ折りにして、プラスチックの引き出しへ。



帯も畳んで、プラスチック引き出しへ。


名古屋帯は、手先を帯幅になる様に折っていき、そこへお太鼓部分を巻きつける様にしてまとめています。

お腹側にくる部分に折り目がつかない様に注意する必要があります。
この畳み方ですと、お太鼓の真ん中に折り線が入ってしまうことがありません。
リサイクル着物のお店での、帯の畳み方がこうだったので真似ています。
お太鼓の柄が見えにくくなるので、似た様な色柄の帯を多数持ち合わせている方には合わないかもしれません。



裾除けや紐、足袋などは、まとめてプラスチック引き出しへ。扇子や風呂敷なども入っています。かなりゴチャゴチャですね…。


着物収納after いざ桐箪笥へ!

まずは下準備。
割れている引き出しに新聞紙を敷きます。小引き出しはそのまま。

たとう紙は、和紙製以外のものは湿気を呼ぶのでよくない。ということだそうなので、出してそのまま入れることにしました。

箪笥の上部から下部にむかって湿気も増えていくそうなので、上段には正絹などの良いもの、下段にウールなどをしまいます。

今回しまった順番は、

  1. 正絹薄物の振袖(1枚だけ
  2. 袷の長着、襦袢
  3. 名古屋帯(袷、単衣、薄物
  4. 羽織、道行、ショール
  5. 浴衣、単衣、半幅帯

こんな感じです。



3つある小引き出しに、足袋・紐や伊達締めなど・帯揚と帯締 のように、小物類をまとめました。

着物のしまい方に関しては、本当ならウールと正絹を一緒にしたくはないのですが…止むを得ず。
後日また変更するかもしれません。


帯は以前のしまい方ではなく、正式な名古屋帯の畳み方にしてみましたが、下の方の帯を取るときに、上のものが崩れてしまいそうです。
いずれ前のしまい方に戻すかもしれません。

しまい終えたら、浴衣と小物以外のすべての段に「樟脳(しょうのう)」を入れていきます。
今回はこちらを使用しました。


1段に2つずつ入れていきます。
変色などの恐れがあるため、直接着物に触れないように注意します。

樟脳は、ハッカのようなスーッとする匂いの防虫剤。お雛様や着物に昔から使われているものです。
箪笥を置いている部屋の中も、少々スーッとする匂いになりますので、苦手な方はご注意!



以上で今回の模様替えは終了です。また大きく変更がある場合にはこちらで紹介します!


それでは〜!